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自分がもっている能力以上のことをときどきやっていると思うことについて

ょうど2年前に妻が今勤めている商社に入社しました。契約社員で子育て中の女性を正社員にするにはどうすればいいか。

容姿、証明写真、エントリーシート、面接対策、膨大なSPI対策が必要、でも何より、モチベーションが高かったことが功を奏しました。地方に住む一人の女性の社会再進出を目の前で見ました。

また、今年息子が中学受験をしました。小学生に受験勉強をさせるのは人生で初めてです。まったく中学受験の知識がない中、どうやって結果を出すか。

保育園あがりだったので小学1年生の時にはひらがなも書けなかった彼に、書くことを教え、あらゆるところに連れていき、小学3年生から僕が勉強を教え、復習の教材を作り、さらに小学6年夏やっと一応塾に入れ、最後は、塾からも言われていない、過去問をこっそり数年分解かせた。クリスマスも正月もなかったけど、本当に志望校に受かりました。この間妻が授業参観に行った時、知らない親御さんからもおめでとう、と言われたことと、正直意外性を持たれていたそう。


僕の人生ではたびたびこういう状況が回ってきます。どうすれば形にできるかまったくわからないことで結果を出さなければならない。特に中学受験なんて言うたかて僕も全くわからないから経験しながら、意見をするしかない。

この人的資本を最大化する仕事、「人の長所を最大限に伸ばすこと」は、僕の仕事という領域を超えたところにあります。金銭をもらってどうのこうの、の話ではない、人生を変えることにたずさわるのは、一言でいえば重責、もう一言足すとすれば、見たことのない景色を見ることができる喜びがあります。

自分は霊的なものなんて見えないし占いも信じていません。だけど、人を良い方向に導く機会があった。ただ、かなり祈るタイプです、何者かに向かって。浄土真宗だから親鸞聖人なのかな。

自分のエピソードを2つ。自分事で恐縮ですし、いつか話したことがあることだから知っている人は飛ばしてください。


「新卒の友達のエントリーシート」

青山学院に20歳で入った時から、とても不思議なことにそういう相談を何件か受けました。僕は実質二浪なので僕が1年の時周りは3年生になって就活が始まっていました。大学に入学したてて何もわかっていないのに、バイト先で新卒の友達のエントリーシートの添削をしました。

一人の男性の学生を例にとると、彼は見事に伊藤忠商事とソニーグループなどに内定が出ました。今考えればどちらに入社してもよかったかもしれませんが、僕は伊藤忠に行ったほうがいい、と言いました。考えれば恥ずかしいんですが、経済学の知識を使ってソニーにイノベーションが今後起きにくい、と話しました、1年生が話してもよいことなのかは知りませんが、正直に言いました。伊藤忠もソニーもさらに成長し今や日経平均を支える巨大企業として君臨しています。その時ソニーと伊藤忠のことについてとても調べたので、今でも少し知識があります。


「フリーターの大学入試」

もう一つ、大学3年生の時です。バイト先にいた僕より2つ下のフリーターの女性がいました。アメリカの2年制の大学を卒業して日本の大学に「編入」を目指していました。とりあえず願書を添削してほしいと言われました。読む限り、受かりそうにありません。受験が迫っていた第一志望の外国語学部には不合格でした。

しかしあらゆる分野で論文は英語で執筆されるので、英語ができる=英文学科ではもったいないと考えました。そこで社会学部と経済学部を受けるアドバイスをし、経済学部に合格しました。運よくゼミの担当教授はスタンフォード大学出身で経済学を学ぶにはうってつけの環境でした。

その先が待っていました。大学院に行くというのです。そしてロンドン大学キングスカレッジ、それも国際政治経済学の分野で進学しました。キングスカレッジは東京大学よりも世界ランキングが上です。その後KPMGコンサルティングに入社したそうです。

ここまでがエピソードでした。


不思議だと思いませんか。僕は自分の能力をわきまえているつもりです。だからとてもみんながいい方向にいくことはいいことなんです。僕は青山学院の夜間部なのに、とても入れないような会社に入れる手助けをしたり、東大よりも難しい大学に入れるために意見してきました。

でも、正直今回の妻と息子の就職と進学の重さの方が、すごかったです汗

さて、これより先は、またお会いした時に聞かれたら話しますね。長い文章に付きあってもらいありがとうございました。

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